事を興すのは誰でもできます。
そしてそのうちの、何割かは成功し、
大半は失敗し、挫折します。
その差はなんでしょう?
原因にはいろいろありますが、
喫茶店・カフェを開業した場合、
1年で淘汰され、3年で事業継続を考えるとも言われています。
飲食店の中でも、喫茶店やカフェは
客単価が低く、収益が出づらい業態です。
それでも開業を目指すのは、そこに夢があるから。
その夢を長く保ち続けるにはどんなスキルが必要なのか、それを考えてみることにします。
三人の自分
喫茶店やカフェを開業するには、
三人の自分と向き合わなくてはなりません。
- 起業家としての自分
- マネージャーとしての自分
- 職人としての自分
それぞれがバランスよく協調することで、
経営が成り立ちます。
起業家としての自分
コンセプトや事業計画を練り上げるのが役割。
「次は何が起こるだろう?」
「どうすれば実現できるだろう?」と常に考えているひと。
マネージャーとしての自分
開業までの資金繰り、
開業後の仕入れ、商品管理、従業員の管理、
帳簿の管理などが役割。
起業家はチャンスを探すが、
マネージャーは問題点を探す。
職人としての自分
メニューを考え、提供してゆくのが役割。
提供して、消費されれば満足するので、
マネージャーがいなければ、商売として成り立たない。
もちろん、全てのスキルを完璧に持っている必要はないし、得手不得手もあるので、なかなか難しいでしょう。
必要な業務が任せられる人材が近くにいれば良し。
しかし最初からそんな人件費はかけられないのが現実です。
最近は個人経営向けに便利なサービスやアプリケーションが出ているので、導入を検討するのもいいでしょう。